よく言われることではありますが、物事には必ず、どんなことであっても、いい面と悪い面があります。光の裏側に闇があるように。これは、「光だけ見る」という努力をしても、闇がなくなるわけじゃなくて、ただ闇が見えなくなるだけだ、ということです。ポジティブ思考の落とし穴はこんなところにあります。闇に眼をつぶり続ける間は、実は常に恐れとともにあります。
何かがとてもうまくいっているとき、同時にそこにどんなリスクがあるのか。もちろん、そこにとらわれすぎる必要はありませんが、それもどこかで意識したり受け入れておくといいのだと思います。
大きな事業をなす人は、必ずそれに見合ったリスクを負います。リスクを怖がっていると動けなくなるので、リスクがあることをしっかりと認識し、いざとなったらなんとかするという覚悟で動きます。だからこそ大きなことができるのです。
大好きな人に告白をしたら、うまくいくかもしれませんし、断られるかもしれません。そのリスクを承知のうえで告白しないと先には進めませんし、断られるリスクを無視して実際に断られてしまったら、かなりの痛手を負うでしょう。
どちらか一方だけじゃなくて、両方あることを認め、受け止めつつも、でも進む、ということを心がけると、心が強くなります。強い心は折れづらく、平安を保ちやすくなります。まずは小さなことから、、この選択のいい面と悪い面はなんだろう?それを意識してみる習慣をつけてみるといいと思いますよ。
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