いわゆる、「悟り」という状態~ここでは、宗教的な色合いを避けるために根源的幸福感と表現されたりしますが、それがどんな状態なのか?が研究によって明らかにされつつあります。
Jeffrey Martin博士の研究をもとに書かれたThe FIndersによれば、悟りには以下の4つの段階(それ以上もありますが、研究対象の母数が少なく、ここでは取り上げられていません)があります。
それぞれの段階は、ロケーションという表現がされています。ロケーションっていうと、それぞれの違った景色や気候の国を訪れるみたいで感性から理解できる感じがしますね。
一つ一つのロケーションについては、この後の記事で表現していきたいと思いますが、まず全体を俯瞰してみるとするならば、ごくシンプルに言えば「幸福感」がグングンと増してゆくプロセスになります。
コーチングでは、様々な思い込み、思考の枠組みを外し、イリュージョンである恐れを超えていきながら、本当の願いを生きる、というプロセスをたどるわけですが、ファインダーズに重ねて言うならば、「思い込みを作り出す思考の声」(FindersではNarrative Selfと言っています)がどんどん静まってゆき、ついにはほとんど起こらなくなってくる。
その結果のひとつとして、幸福感が増してゆくということになります。
以前、ジル ボルト・テイラーという脳科学者が、脳の以上で左脳がほぼ働かなくなったときに、ものすごい幸福感やワンネスを体験したということを報告されていましたが、思考で止められている先には、限りない幸せや幸福感があるということなのでしょう。
思考を超えた幸福感が高まってくると、これはパラドックス的ではありますが、逆にパフォーマンスが高まります(一部では社会生活の文脈から外れてしまうことはありますが)。
グーグルやマイクロソフトなど、先進的なものをクリエイトする企業が率先してマインドフルネスを取り入れようとしているのには、こんな理由があるわけですね。
私自身、10月からFinders Course(4か月で約7割の受講者が根源的幸福感を得られる状態になるというコース)を受け始めて今で3か月目に入りましたが、なかなかに大きなインパクトを感じています。
それはまたおいおいご紹介してゆきますね。